# 稟議とは

> 稟議とは、購買やツール導入などの意思決定に先立ち、起案書（稟議書）を関係者・管理職に回覧し、承認を得る日本企業の意思決定プロセスです。実行前に組織的合意を形成できる一方、B2Bの購買サイクルに大きなリードタイムを加える要因にもなります。

最終更新: 2026-08-07

- 日本語: 稟議 (りんぎ / Ringi)
- 英語表記: Ringi (circulated written approval) (他の訳例: ringi system, ringi-sho (稟議書) for the proposal document)
- 根拠法・所管: 法令ではなく商慣行。各社の職務権限規程で運用が定められる。

ベンダーにとって稟議は、営業ファネルの「見えないステージ」です。現場の担当者が導入に前向きになっても、発注に至るには起案部門・経理・場合によっては法務や情報システム部門を含む承認の回覧を通過しなければなりません。「ほぼ決まった」案件がここで数週間停滞することも珍しくありません。

稟議を速くするのは資料の質です。代替案の構造化された比較、明確な価格、セキュリティ・コンプライアンスへの回答、他候補を除外した理由が最初から揃っている起案書は、指摘や差し戻しが少なく、承認の回覧をスムーズに通過します。

日本市場で「そのまま意思決定に使える」アウトプットが重視されるのはこのためです。AgentDoorのショートリストレポート——適合度マトリクス、概算価格、コンプライアンス回答、除外理由——は、稟議書にそのまま添付できる形を意図して設計されています。

## 関連用語

- [RFP自動化](https://agent-door.com/ja/glossary/rfp-automation)
- [PoC（概念実証）](https://agent-door.com/ja/glossary/proof-of-concept)
- [エージェント間コマース](https://agent-door.com/ja/glossary/agent-to-agent-commerce)

## よくある質問

### 稟議は欧米の承認フローとどう違いますか？

欧米の承認フローは、意思決定後に予算権限者が承認するのが一般的です。稟議は意思決定の前に多くの関係者へ起案書を回覧し、先に合意を形成します。時間はかかりますが、承認後の組織的な納得感が高いのが特徴です。

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